いきなり母親が緊急入院になった
発端
鼻血の止まりが悪いのと、手足に紫~茶色の小さな斑点が出ていた*1ので母が病院に行った。
簡単にググると「単純性紫斑」という症状がでてきたので、なんだ大したことなさそうだなと高をくくっていた。
ところが、いきなり緊急入院になったと連絡があった。
とりあえず病院へ向かう
普段の母親の言動はとても尊敬できるものではなく、ずぼらでだらしない。
家事などもサボりがちなので正直いって親としてあまり好きじゃない。
それでも親であるし、毎日でないにしろ家事をしてくれている。
ひとまず呼び出されたので極寒の中を病院に向かった。
思考は停止状態。まさか母親が。
病名の検討がつく
ずぶとい神経の母親なので今まで病気とは無縁で入院経験もないようだった。
それがいきなりなんの前触れもなく病気になった。
どんな病気かというと、特発性血小板減少性紫斑病(未確定)。
確かなのは転んだだけで出血死をするレベルで血小板が減少している状態ということ。
ググった病名と当てはまったのは紫斑病という部分だけだった。
紫斑病とは血管が弱って内出血することで紫斑ができるというもの。
この紫斑は様々な原因によって現れるので、原因に問題がなければ前述の単純性ということらしい。
特発性血小板減少性紫斑病の場合はもちろん問題がある。
免疫細胞が血小板を壊して減少させてしまうので、紫斑よりもそちらのほうが大問題。
母の血小板の数値は15万~40万個/μLが正常値の所をたったの2千個/μL。
転んで出血しただけで命に関わるため即入院の必要がでた。
下手したら死んでた
母の場合は鼻血が止まりづらくなった日の夜に紫斑の症状がでた。
不安がって翌日病院へ行ったから良かったものの、放っておけば治るだろーなんて病院に行かなかった日には瀕死状態でこの病名を知ることになっただろう・・・。
特に血小板の数値が2000/μLという極めて少ない状態では頭蓋骨の中で内出血もありうる状態らしい。
放っておきがちな自分は改めて勇気を持って病院へ行くことの大切さを実感した。
ちなみに血小板減少性紫斑病の症状は白血病などの場合でも起きるので、それらの病気の可能性を排除した時に確定されるらしい。
国により難病の指定がされている病気で、大人の場合は免疫を抑えるステロイド等や血小板を上げるクスリを飲み続けて、完治まで治ることは少ないと医師が言っていた。
ググったサイトには2割が投薬がいらないレベルに回復し、6割は脾臓を摘出することで同様に回復、残りの2割はそれでも改善しないとあった。
同じような症状が出てこのブログに辿り着いた人がいたら迷わず仕事を休んで病院へ行って欲しいし、症状がない人もいつか起こる日のために記憶の片隅に置いて欲しい。
2~3週間は入院するらしいのでいきなり一人暮らしになりました。
これからどうなるんだろうな・・・。
いいことがないですわ。
フリーターは潮時だと天に言われているようだ・・・。
*1:凹凸はない